水引に興味があるんだけど、本や動画みてもどこから始めればいいか分かんない…。
初めてさんにも挫折さんにも分かりやすく簡単に結べるように解説してますにゃ。
水引結びを始める前に大切な3つのポイント
まず水引を結ぶ前に大事なポイントをご紹介します。
その1:まずは1本で結び始めること
リサーチした中で「複数の水引で結んでみたらぐちゃぐちゃになってどこを通せばよいか分からなくなった」という回答が沢山寄せられました。
まずは、水引1本で通す順番を覚えることがうまく結ぶ近道です。
段々慣れてきたら次は3本→5本とチャレンジしてみてください。
その2:水引は絹巻系水引を使用すること
水引にはいろんな種類があります。
①色水引:芯の和紙に色が塗っているもの。
何度も結んでいると色が剥げてきたり、水引を丸くするのに少々コツが必要です。
箱やご祝儀袋を包む際に適していますよ。
②絹巻系水引:芯の和紙に人工絹糸が巻いてあるもの。
簡単に丸く結ぶことができて仕上がりがとても綺麗で作業しやすいです。
初めて結ぶ人にはこちらをおすすめしてます。
③キラキラ系水引:芯の和紙にフィルムやセロファンが巻いているもの。
きつく結んでしまうと緩めることが難しいので慣れてから使用するのがベスト。
また、②や③は、芯に糸やフィルムが巻いているだけなので切るとほどけ易くなっています。
結び終わったらボンドなどで接着して固定するようにしましょう。
その3:まずは一つ結びなどして水引に慣れるのも上達のポイント
過去ワークショップの中で、初めてさんがすぐにあわじ結びにチャレンジすると、難しいと感じる方が多いことが分かりました。
一つ結びなどでまずは水引を結ぶとどんな感じなのかを確かめるのも上達のポイントです。
当ワークショップでは、まず「8の字結び」からスタートします。
封筒の右上に接着すれば、のし袋になるので親しい人にプレゼントするにゃ。
基本となるあわじ結びの結び方(動画付き)
必要なもの:水引:約30~45cm(1/3か1/2サイズ)、はさみ、つまようじ(竹串でもOK)
①右側の水引が上にくるように交差して小さな輪を作り、交差したところを右手でおさえる。
②左側の水引を引っ張って輪が約3cmくらいまで調整する。
③引っ張った水引の約3cm(輪と同じ長さくらい)のところを上からつまむ。
④つまんだまま、輪の上に左側の水引をのせる。
⑤交差したところを左手で押さえて右手を離す。
注意:ひらかなの「め」のような形にすること!
(真ん中などがスペースが大きくならないように)
⑥つまようじで写真のように上→下→上→下と二つの輪の間を挿し込む。
つまようじを通すことで結びが固定できて次の工程がやりやすいにゃ。
⑦手前にある端をもう片方の端の後ろを通す。
⑧楊枝で固定した3つのスペース上中下を順番に上→下→上→下と通す。
⑨楊枝を外して両端を引っ張って形を整えれば完成。
<形を整えるポイント>
①●印の二つの輪を両手でそれぞれ持つ。
②左右に引っ張ると真ん中の輪が小さくなる。(かならず最初に真ん中の輪を小さくすること)
③〇印のところを指で固定して順番に左右の端を引っ張る。
④3つとも同じサイズの輪ができるときれいに仕上げ、約1cmくらい残して端をカットして完成。
動画でも結び方を紹介していますので合わせてご参考にしてください。
あわじ結びのアレンジ方法(アクセサリー)
1本で結んだあわじ結びでネックレスが作れます。
①小さめにあわじ結びを作る。
②好きなパーツを組み合わせてネックレスチェーンにCカンで繋げれば完成。
パーツは手芸屋さんや100均ショップでいろいろ販売していますよ。
また、あわじ結びを4つ作ってイヤリング(ピアス)にしてみませんか。
①2個のあわじ結びの端をボンドをつけてカツラというパーツの中に接着。
②2つのあわじ結びの輪と一緒に好きなパーツをCカンで繋げてピアスかイヤリングの金具をつければ完成。
アイディア次第で1本だけでもかわいらしい水引アクセサリーを作ることができますよ。
あわじ結びから作れる梅結び
必要なもの:水引:約30~45cm(1/3か1/2サイズ)、はさみ、ペンチ、ワイヤーか糸
あわじ結びがマスターできれば梅結びはとても簡単!
①あわじ結びを結ぶ。
②左端を真ん中Aの中に上から通す。
③他の輪と同じくらいのサイズまで引っ張る。
④右側を①でできた輪Bに上から通す。
⑤他の輪と同じサイズになるまで引っ張る。
⑥裏面にして再度同じ輪のサイズになるように微調整して左右の端を交差させる。
⑦表から隠れるところでワイヤーをペンチで固定する。
<ワイヤー以外でもOK>
水引の色によってはワイヤーの色が目立つ場合があります。
また、ワイヤーの先端も尖っていて肌に触れて痛かったり洋服などの繊維をひっかける可能性もあるので、
糸で結んでボンドなどで固定することもできます。
(ただし、ワイヤーより少し緩んでしまう可能性があるのできつめに結んでください)
⑧よけいな水引を切って完成。
動画でも結び方を紹介していますので合わせてご参考にしてください。
梅結びのアレンジ方法(ラッピングなど)
3本同時に結べなくても1本ずつ水引を通せば3本のあわじ結びや梅結びが作れます。
①1本目を少し大きめのあわじ結びを結ぶ。
②1本目の内側に2本目を通す。
③3本目を2本目の内側に沿うように水引を通す。
④この地点で3本をきれいに揃えてから梅結びを結ぶ。
⑤裏面の交差したところをワイヤーか糸で固定し、余計な水引をカットすれば3本の梅結びが完成。
初心者はいきなり3本で結ぶのは難しいけれど、この方法ならば初めて水引を結んだ人も3本でのあわじ結びや梅結びも作れます。
慣れてくれば、3本で一気に結べるようになります。
3本梅の熨斗(のし)風ラッピング
初めての人でも簡単に作れるラッピングをご紹介します。
必要なもの:小箱、梅結び(1本や3本で結んだもの)、帯用の紙(当方は和紙を使用)、赤ペン、糊、接着剤(ボンド)
①帯の紙の真ん中にペンで赤線を書く。(太さはやや細め)
②小箱に帯をかけて、端を糊で接着。
③梅結びにボンドを接着。
④帯の紙に接着して完成。(1本の梅結びもさらに小さい小箱にぴったり)
水引で箱などを包むのは少し技術が必要ですが、ペンで線を書けばしっかり代用できるのでちょっとした贈り物にはぴったりです。
また、梅結びにヘアゴムを通せば御朱印帳のベルトにもなりますよ。
どちらも特別な技術がなくても周りにあるものでアレンジできるので是非皆さんも作ってみてください。
あわじ結びから始まるさまざまな結び
あわじ結びは水引結びでは基本の結びです。
その証拠に、あわじ結びから始まる結びがざっと18種類あります。
まずは初級レベルから新しい結びにチャレンジしていただければと嬉しいです。
水引を購入したい人はこちら
そもそも水引ってどこで売っているかを知りたい方!
手芸屋さんや100均ショップで販売しています。
こちらは、大型手芸店で販売されている水引で、カラー別にアソートされた状態で販売しています。
価格は、だいたい400円~500円くらいが相場です。
そして、アソートされている水引は絹巻系水引やキラキラ系水引が含まれているので、最初は絹巻水引を選んで結んでみてください。
100均ショップ(写真はダイゾー)もカラー別にアソートされています。(110円)
昔は中国産でしたが、現在は水引で有名な長野県飯田市の水引を販売しています。
(もしかしたら期間限定販売かもしれませんので確認が必要です)
こちらは「Single Color」を表記しているのが絹巻系水引がアソートされているのでお好きな色を選んで結んでみてください。
(Glitterと表記しているゴールド、シルバー、ホワイトは慣れてからチャレンジされるとよいと思います)
こちらはセリア(Seria)で販売している水引です。(110円)
マット系は絹巻水引なので、初めての人に適しています。
(キラキラ系水引は慣れてきたら少しずつ取り入れましょう)
ただ、どれも選別された色がセットされているので、ご自分の好きな色が入っていない場合があります。
その他にもホームセンターやパッケージ屋などでも販売しておりますが、100本入りだったりするのでご自分の希望しているものがどこで販売されているかをチェックされてから購入されることをお勧めします。
もちろん水引メーカーでも販売していますが、100本単位での販売が多いので確認が必要です。
当ショップでも水引を販売しています!
和紙ラボTOKYOでは、好きな色を選んで購入することができます(10本以上から購入)
絹巻系水引(約60色)だけでなく、ゴールド系も7種類、シルバー系も3種類、パール系、グリッター系、パステルカラー系なども取り揃えています。
好きな色を好きな分を購入することができますので、お近くの方はぜひショップにいらしてください。
ショップの地図はこちら
オンラインショップでは、レッド、ブルー、グリーン、ピンク&パープル、イエロー&ブラウン、ゴールド&シルバーの色別に各2本ずつセットされて販売してます。(キラキラ系も販売)
例えば、レッドといっても明るい赤からダークな赤までセットされているのでこれだけでもバリエーション豊富に結ぶことができます。
詳細はオンラインショップをご覧ください。
他にもあわじ結びと梅結びがマスターできるキットなども販売しています。
是非、このページをご覧になって見ながら水引結びにチャレンジしましょう!
コメント